パラウェーブ広場inイオンモール佐久平を開催しました!
1月28日(日曜日)にイオンモール佐久平で「パラウェーブ広場」を開催しました。
今回は、「車いすバスケットボール」「パラ陸上(レーサー)」「パラアイスホッケー」の3競技に加えて、視覚障がい等の疑似体験も行いました。
順番にそれぞれの様子をご紹介します。
視覚障がい体験(白杖、点字ブロック)
広く世の中に設置されている点字ブロックですが、実際にブラインド(見えない状態)で歩いたことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。
今回は、点字ブロックの種類についてクイズ形式で学んだあと、アイマスクをし、白杖を手に点字ブロックの上を歩いてもらいました。
どの参加者も初めての経験に恐る恐るで歩くスピードは非常にゆっくりに。
グループでの参加者には交代で誘導役も務めていただき、視覚障がいについて理解を深めていただきました。
車いす買い物体験
商業施設での開催という点も踏まえ、車いすに乗った状態での買い物についても疑似体験をしていただきました。
都合により競技用車いすでの体験となりましたが、車いすに乗った状態だと、陳列棚の上段に手が届かなかったり、奥の商品が見えない状況になることを体感いただき、困っている車いすユーザーがいれば、ためらわずに声がけをして欲しいとお伝えをしました。
車いすバスケットボールシュート体験
ここからパラスポーツ体験の様子をご紹介。まずは「車いすバスケットボール」
競技用車いすの動きやすさを実感しながら、シュート体験を行いました。
ゴールはミニバス用の高さに設定していましたが、「座った状態で下半身を使わずにシュートを打つ」難しさに多くの参加者が苦戦をしていました。
パラアイスホッケーシュート体験
「パラアイスホッケー」は、主に下肢に障がいのある選手が「スレッジ」と呼ばれる「そり」に乗って行うアイスホッケーです。
滑ることは出来ませんが、実際に「スレッジ」に乗ってシュート体験を行いました。
講師として1998長野冬季パラリンピック日本代表の加藤正さんと、現在、バリバリの日本代表で岡谷市を拠点に活動するチーム「長野サンダーバーズ」所属の新津和良さんに指導していただきました。
「スレッジ」は自立しますが、座面の下についている2枚の刃の間隔が狭いこともあり、非常不安定です。
参加者は講師に支えてもらいながら、「スティック」を使ってシュート体験を行いました。
パラ陸上(レーサー)体験(スピードチャレンジ)
パラ陸上で下肢に障がいのある選手が使用する特別な車いすを「レーサー」といいます。
前後に細長いのが特徴でトップ選手は時速40km以上のスピードを出します。
今回はレーサーを特別な台車の上に乗せ、その場でタイヤを回せるようにしたうえで、最高速度にチャレンジしてもらいました。
制限時間は10秒間。その日の最高速度をランキングで掲示しており、皆さん記録更新を狙って全力を出します。
パラアスリートの馬島誠さんにもご協力をいただき、参加者の奮闘を盛り上げていただきました。
この日の最高は「かず」さんの25.1km/hでした。
テナント連動企画
今回のパラウェーブ広場では、体験ブースだけでなく、お店の中でも共生社会の意識を深めてもらうこと目的として、イオンモール佐久平内の10店舗にご協力頂き、車いすに乗ったマネキンやPOP展示を行いました。
タイアップは初めての試みというとある衣料用品店では、マネキンを車いすに乗せた展示をしていただきました。
タイアップは初めての試みというとある衣料用品店では、マネキンを車いすに乗せた展示をしていただきました。
車いすユーザー専用の洋服はないけれど、アイデアと工夫(座ったままでもデザインが見える、ボディバッグを取り入れる、ゴム製の靴ひもを使う等)でファッションを楽しんでもらえるように提案させてもらった、と店員Tさんが笑顔でお話してくれました。
今回は親子連れを中心に幅広い方に体験をしていただきました。
会場をご提供いただきました、イオンリテール様、イオンモール佐久平様、ありがとうございました。