パラ学がスタート! ~前編~
長野市立松代小学校でI’mPOSSIBLEの授業が行われました
パラ学とは、県内の学校に対し、県独自のパラスポーツ体験型授業の提供のほか、パラリンピック教育教材やパラスポーツを題材にした各種プログラムの紹介を行う県の事業です。松代小学校を皮切りに、県内の学校への普及を進めていきます。
公平って何だろう?
7月8日(木)、松代小学校5年1組(20人)は、国際パラリンピック委員会公認教材『I’mPOSSIBLE』日本版を活用した授業を実施。
最初に担任の𠮷田先生から「ドッチボールをする際に車いすの友達にはボールを当てないというルールができたけど、みんなはどう思う?」と問いかけられた子どもたちからは、「(車いすの友達は)つまらないと思う」という意見が出た。
そこで今度は、車いすの友達との玉入れをする際どのようなルールだとみんなが楽しく競い合えるかを題材に、「公平」についてみんなで考えた。
子どもたちは、「車いすに専用のカゴをつけて、そこに球を入れておく」や「車いすの友達がいるチームだけに手を加えるのは不公平」など、みんなで活発に意見を出し合い、議論した。
工夫をすれば一緒にできる
𠮷田先生から、ルールを決めるとき、(障がいのある)本人に聞くこと、みんなが納得する形にすること、相手の気持ちになって考えることが大切なのだとまとめられた授業。
子どもたちからは、「公平にするって難しい」、「思いやりが(障がいのある)本人にとっては困ることがあるかもしれない」などという意見や、「障がいがある人とでも工夫をすれば一緒にスポーツができる」、「こういった考え方は、クラスや学年の学校生活でも活かせる」などと感想が出た。
(後編は体験型授業「車いすポートボールゴールチャレンジ」のレポートです)