9月を過ぎてもまだまだ暑い県内です。
今回は8月20日に朝日村で行われたイベントに参加した際の様子をレポートします。
お邪魔したのは朝日村の「みんなが笑顔になれるニコニコの日」というイベント。
このイベントは村の社会福祉協議会が地域の子どもと大人が交流する場づくりを目的に約10年前から主催しており、夏休み中の子ども達が楽しみにしている恒例行事になっているそう。
今回は児童館に通っている村内の小学生約100人と、子育てボランティアをはじめとした地域の大人約20人がスタッフとして参加しました。
今年のテーマは「パラスポーツと昔遊び体験」ということで、パラスポーツは「車いすポートボール」「シッティングバレー」「ボッチャ」の3競技が行われました。
「車いすポートボール」はパラ学でおなじみの”カトちゃん”こと加藤正さんが講師を担当。
1年から6年生までごちゃまぜのため、ゲームでは「ひざ上のボールは横取り禁止」としながら、「シュートするまでに3回パスをすること」や「低い学年の子がゴールするとボーナス点」等、カトちゃんの発案でみんなが安全に楽しめる工夫を取り入れました。
ほとんどの子ども達が初めての競技用車いすでしたが、1年生も含めてあっという間に乗りこなしてゲームに熱中していました。

低学年の子も頑張って乗りこなします

パスをつないでゴールを目指します

社協の会長がゴールマンとして参加してくれました
「シッティングバレーボール」は県スタッフが講師を担当。
こちらも長くみんなで楽しめるように、「ボールは大きな風船」「ネットの高さを低く」「タッチ回数無制限」のルール設定としました。
「おしりを床から離してはいけない」というシッティングバレー特有のルールに最初は上手く動けずに苦戦していた子どもたちも、徐々に移動のコツをつかんでくると風船の特徴も相まって中々点が決まらないロングラリーの熱戦を繰り広げていました。

スタッフの説明

風船を使いました

慣れてくると移動もスムーズ
このほか、「昔遊び体験」では塩尻市で活動するNPO法人わおんが講師となり、「皿回し」「ヨーヨー」「ディアボロ」など、様々な遊びを行ったほか、「ボッチャ」も含めて4つの体験を班ごとに30分ずつ回し、計2時間にわたって子どもたちは体を動かして楽しみました。

昔遊びの様子
短い長野県の夏休みの思い出になったのではないでしょうか。