「パラウェーブNAGANO」プロジェクトでは、パラスポーツを気軽に体験・触れることができる機会として、「パラウェーブ広場」を開催しています。
今回、2025年8月31日(日)に長野市のテレビ信州にて開催された「24時間テレビ」のイベントに出展し、ボッチャや競技用車いすの体験会を行いましたので、その様子をご紹介します。
【ボッチャ体験】
10時からブース開始。朝から気温がかなり上がり真夏日の中でしたが、家族連れを中心にたくさんの人が訪れてくださいました。
体験では、公式サイズの約1/4のコートを設置し、実際のルールに沿って赤・青それぞれ6球ずつを投げ合う形式で行いました。
講師は、学校向けパラスポーツ授業「パラ学」でもおなじみの加藤正さん。参加者にルールをわかりやすく説明し、プレイのアドバイスも行ってくださいました。
ボッチャは年齢や性別、障がいの有無を問わず誰でも楽しめるスポーツ。体験ブースでは、親子で対戦を楽しむ姿や、車いすユーザーの方が一緒にプレイする様子も見られ、まさに共生社会の一端を感じられる場となりました。

赤チーム・青チームに分かれてそれぞれ白い球(ジャックボール)に近づけます
県では11月~12月にかけて、小学生以上であればだれでも参加できるボッチャ競技大会「パラウェーブNAGANOカップ」も開催していますので、ボッチャに興味のある方はぜひご家族やご友人と一緒にご参加ください!!

誰でも参加できるボッチャ競技大会「パラウェーブNAGANOカップ」
【長野住みます芸人「こてつ」の2人もボッチャを体験】
24時間テレビの番組内ではブース紹介の生中継があり、長野住みます芸人の「こてつ」の河合さんもボッチャを体験いただきました。

長野住みます芸人「こてつ」の2人もボッチャに挑戦
中継では講師の加藤さんとの1球勝負でしたが、見事「こてつ」河合さんが勝利!勝負強さが光りました。
【競技用車いすの体験】
ボッチャ体験の横では、競技用の車いすの乗車体験を行いました。
競技用の車いすは軽い力で操作することができ、小学生くらいであれば簡単に操作することができるのも特徴です。
ほとんどの参加者が競技用車いすに乗るのは初めてのようでしたが、少し操作するうちにコツをつかみ、前後左右に動いたり、その場で回転してみたりと、競技用車いすならではの動きを楽しまれている様子でした。
体験者の方からは、「思いのほか操作がしやすくて楽しい!」「ボールを使いながらプレーしているパラアスリートってすごい!」という声も寄せられ、パラスポーツの魅力やアスリートのすごさを実感していただけたようです。

競技用車いすに乗りながらドリブルに挑戦!
【2028年信州やまなみ全障スポをPR】
2028年には、長野県で「全国障害者スポーツ大会」である信州やまなみ全障スポが開催されます。今回のイベントでは、参加者の皆さんに記念缶バッチを配布し、大会のPRも行いました。
今後もパラスポーツの波を広げていきますので、「信州やまなみ全障スポ」にもぜひご注目ください!

信州やまなみ全障スポ記念缶バッチ
【東京2025デフリンピック関連展示も実施】
ブース内では、この秋に東京で開催される「デフリンピック」に関連した展示も行いました。(日本での開催は初!)
「デフリンピック」とは、聴覚に障がいがあり、「きこえない」「きこえにくい」人たちが参加する国際的なスポーツ大会です。大会の概要紹介に加え、長野県出身の選手の紹介も行い、来場者の皆さんにデフリンピックへの理解と関心を深めていただく機会となりました。
大会はこれから開催されます。アスリートたちの熱い戦いに、ぜひ応援をお願いします!

東京2025デフリンピックには長野県からも選手が出場されます
この日は16時頃までブースを展開し、約200人の方にパラスポーツを体験していただきました。猛暑の中での開催となりましたが、参加された皆さんにとって、心に残る夏の思い出となっていれば嬉しく思います。
パラウェーブNAGANOでは、今後もパラスポーツを通じて、互いを尊重し支え合う共生社会の実現に向けた発信に取り組んでいきます。