「スポーツを通じた共生社会」の創造を軸に県が推進するパラスポーツに関連する事業の総称を「パラウェーブNAGANO」とし各事業を展開しています。中でも今回展開する教育プロジェクトは、県内の学校(主に小学校)で継続的かつ幅広く利用していただける事業として位置付け、学校教育の面から共生社会への意識醸成を促す事業として推進していきます。
令和7年度の申込受付の開始は5月下旬頃を予定しています
パラ学とは
座学、パラスポーツ体験及び出前授業等を通して、児童の「多様性」と「しなやかな心」を育むことを目的としたプロジェクトです。パラスポーツは年齢、性別、障がいの有無に関わらず、誰もが一緒に参加できるように様々な創意工夫がされていて、多様性を考える上で重要なヒントが詰まっています。
パラ学で得られる学び
- 障がいをつくり出している「環境」や、障がいに対する「考え方」への気づき
- 多様性を理解し、尊重する姿勢
- 広い視野と好奇心をもってチャレンジする大切さ
- パラリンピック、パラスポーツが持つ魅力や面白さ
目指す姿・願い
長野県ではパラ学を通じて、子どもたちがより良い社会づくりのために行動を起こし、自分たちが暮らす信州で共生社会の担い手になれることを目指しています。
パラ学講師
車いすボールチャレンジ

加藤 正(かとう ただし)
1998年:長野冬季パラリンピック
その他5大会のパラリンピックに出場

馬島 誠(まじま まこと)
2010年:バンクーバーパラリンピック(パラアイスホッケー) 銀メダル
2021年:第21回全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会 97Kg級 優勝 記録161Kg

新津 和良 (にいつ かずよし)
2024年:長野日野自動車杯第32回パラアイスホッケー全国クラブ選手権大会 優勝
2023年:Astana 2023 World Para Ice Hockey Championships B-Pool 優勝
ブラインドフットボールチャレンジ

中沢 医(なかざわ おさむ)
長野県ブラインドサッカー協会会長
松本山雅B.F.C(ブラインドフットボールチーム)代表
実績
実施クラス数
439クラス
受講者数
10,746人
※2025年3月31日現在
受講者の声
児童生徒の声
車いすに実際に乗ってみて気づいたことがたくさんありました。これからは相手の立場になって考えることを大切にして、困っている人を見かけたら声をかけるようにしたいです。
どうやればできるようになるかを考えることが大切だと知ることができました。これからはすぐにあきらめないで、いろんな工夫をしながらチャレンジしていきたいです。
教員の声
子どもたちが、実体験を通して、障がいのある方の生活をイメージし、共生社会の実現について考える機会となりました。
「できない」を「できる」に変えるためにはどうすればいいかを考えるという時間は、子どもたちの成長に繋がるものになったと感じています。また、実際に競技用の車いすに全員が乗ることもでき、とても貴重な経験となりました。